平湯神社の由緒と歴史
平湯神社の由緒と歴史
平湯神社は、平湯温泉の中心地に鎮座し、古くから地域の人々に大切に守られてきた神社です。
古くからの言い伝えによれば、創立の年月は明らかではありませんが、昔から現在の場所に「神明神社」があり、天照大御神を御祭神として、平湯の人々の崇敬を集めていたと伝えられています。
明治41年(1908年)、当時の岐阜県吉城郡上宝村大字福地146番地の1にある村上神社に、現在の栃尾小学校校下の各地区の氏神が合祀されました。
このとき平湯地区からも、「神明神社」「山神神社」「高上神社」の三社が村上神社へ合祀され、平湯の住民も村上神社の氏子となりました。
しかし、平湯から村上神社までは十数キロの距離があり、祭礼や参拝などにも大きな負担がありました。
そのため、平湯区民と村上神社の代表役員・総代との間で話し合いが行われ、平湯へ分祀することについて合意したと伝えられています。
終戦前後の混乱もあり、当時は手続きなどが十分に進まなかったようですが、昭和21年(1946年)からは、再び現在の平湯神社の場所で例祭や中祭が行われるようになりました。
その後、平湯神社は村上神社とは別の神社となり、現在は白幣社「平湯神社」として、平湯地区の人々によって守られています。
また、昭和55年(1980年)には、平湯温泉の開湯にまつわる「白猿伝説」にちなみ、白猿を祀るようになったと伝えられています。
そして、例年5月15日には「湯花まつり」が行われます。平湯温泉の源泉を大釜に集め、護摩木を焚いて祈願し、そのお湯をかけてもらうことで一年の無病息災を願う祭りです。絵馬市や茅の輪くぐり、平湯温泉の開湯伝説にちなんだ行事なども行われてきました。
さらに新春には、地域の代表者が「代参講」として、秋葉大社、津島大社、伊勢神宮を参拝します。地域の人々に代わって各神社へ参拝し、一年の安全や平穏を祈願する、古くから受け継がれている行事です。
現在の平湯神社では、地域の氏神様として大切に守られる一方、平湯温泉を訪れる観光客の皆様にも気軽に参拝していただけるよう、境内の整備やおもてなしを行っています。
境内では、御朱印や絵馬、おみくじを無人でお求めいただけるほか、季節には風鈴の涼やかな音色や鈴虫水車の響きのある風景とともに、温泉地らしい穏やかなひとときを感じていただけます。
昔から平湯の人々に守られてきた神社として、これからも地域の歴史と伝統を大切にしながら、平湯を訪れる皆様をあたたかくお迎えしていきます。





